Want to create an interactive transcript for this episode?
Podcast: イントロクイズのSpiriton Music
Episode: #21 イントロクイズに「勉強」は必要?
Description: 本日のプレイリスト:https://spoti.fi/3jNXX2C
(今回のメンバー:キョン、やすお、ソキウス)
「勉強」にも色々あります。
イントロクイズに「勉強」は必要なのか?
この質問で想定されている勉強は、「競技クイズ」的な意味 (こちらについては競技クイズ回( https://spoti.fi/3xxVWvH )も参照)での勉強 ― 競技クイズをする人の中では「座学」とよく呼ばれるもの ― として捉えることが一般的。
さらに言えば#16( https://spoti.fi/2STzBJQ )でも挙げたサウンドスケープ的な世代感の考え方のように、音楽(楽曲)という個人や社会の趣味嗜好(場合によっては産業的な意向)がより強く反映されるイントロクイズでは、勉強という言葉の捉え方も読み上げクイズの場合とはまた微妙に変わります。
クイズについて考えるときには避けて通れない、「競技で勝つための資源として、ある事柄の存在を覚えること」から話を膨らませることで、メンバー3人それぞれの勉強観が見えてきました。
まずは、先ほどの意味での「勉強」について各々の考えを聞くことに。
キョンは、この競技クイズ的な意味での勉強は基本的にはしていないと自身を振り返り、その理由を「イントロクイズをするために音楽を聴いているわけではない」からだと述べます。
競技としてイントロクイズを行いたいのであれば「勉強」は避けて通れないとキョン自身も考えてはいるが、今の段階では、音源の収集によって聴く音楽の幅を広げ自分のものにしていくことを重要視しているとのこと。それは(この質問で最初に想定されていた)「勉強」ではないとし、今自身がしている収集行為をそれとは区別します。
やすおは、競技としてのイントロクイズで勝ちたいのであれば「勉強」をした方がいいという意見。
「必要である」とまでは言い切らない、そして「クイズを行う上で、勝ちにこだわるかどうか」の部分ではキョンと微妙に意見が異なります。
自身としては、聴くことが義務感から生じてしまい、そこに楽しさが介在しない状態にまでなってしまうのであれば、「勉強」をする必要はないと考えているようです。
ソキウスは、この質問でも使われている勉強という言葉の意味合いを最初に考えてしまうようで…
その中で、(クイズをする人それぞれの中でその境界線が異なって存在すると思われる)「勉強」をしないとクイズが楽しめなくなるラインがあるのではないかという考えに至ります。
それは「このラインを越えたから直ちに『勉強』をする必要がある」という意味ではなく、その境界線を意識する状態になった個人だからこそ、「勉強」をすることで結果的に物事の見方の視野が広がり、さらに自身の中で体系的に理解する必要性が高まれば、ここで言う「勉強」にこだわらなくても良いというのがソキウスが思う勉強に対する考え。(この考え方は個人や社会の趣味嗜好の程度がより反映されるイントロクイズであれば尚更そうであろうということも含みます。)
次に、ソキウスが提示した意味での「音楽の勉強」の話に移ります。
キョンは、自身がよく聴くJ-ROCKと呼ばれる一群が自らの中で体系的に配置されているわけではないということを例に出し、「ジャンル」に対する解像度を上げるための勉強もしていると、先ほど挙げたキョンが考える勉強観に対しての補足。
やすおは、当初の質問が主に想定していた競技に向けての資源を増やす勉強とは違う、「何かをより好きになるための勉強」という言葉でソキウスの挙げた考え方を出題者(#16、#17参照)の態度と関連付けます。
ここで話を広げていくために、競技イントロクイズ的な資源を増やすための勉強として最も連想しやすい「イントロクイズ用のプレイリストを使って他の曲と区別して覚えていく勉強」に対して各々がどう考えているかを話すことにしました。
ソキウスはプレイリストを使った勉強をした方がいい時があると今でも思うと、先ほどまで挙げていた観点をあえてちゃぶ台返しして二人に投げかけます。
普段聴いている大量な曲のプレイリストがそのまま(競技的な資源を増やすためではない)勉強になっているとキョン。やすおもこの点ではほぼ同じであると回答。
この観点は「日常生活で経験した様々な出来事がクイズという遊びを楽しむことにも繋がる」という点で重要なのは間違いありません。
この回答を受けてソキウスは、あえてこのように聞いた理由を自身の経験を基に、競技的なクイズのための『勉強』をした人が抱くであろう感覚や考え方も考慮に入れた上で、出題者と解答者が形式として設定される遊びである読み上げクイズ/イントロクイズに取り組みたいと自身は考えているからであり、この点においては前半での「ライン」の話に繋がると語ります。
この考え方はやすおが指摘するとおり、「クイズに対して何を求めているか」というまた一つ違う段階の問いにも関わります。
(「メンバーそれぞれがイントロクイズに対して何を求めているか」については#2( https://spoti.fi/3fUZhyt )を参照)
もちろん大前提としてこの対話の目的はクイズにおける規範の設定ではなく、クイズに求めているものが各個人で違うという状況で何を考えることが出来るのかということ。
そしてその大前提の中で見えてきた、勉強という言葉に対しての色々な視点の可能性。
きっかけとなった質問自体は一見規範的な答えを要求するものに見えますが、それに対してただ一つの答えを出すことはクイズに求めているものが違うのであればあまり意味がないので、今回はこのような形式を採りました。
そのような回の形式に沿うように、最後はこの対話を終えた状態で改めて3人が「イントロクイズに『勉強』は必要なのか?」に対するそれぞれの考えを示します。
色々な形で他の回ともリンクしていたこの問い。
これを聞いてくださった方は、この問いに対してどのようなことを考えますか?
【本日の一曲】
毎回最後に1分以内で今紹介したい1曲を持ち回りで語ってもらう「本日の一曲」。
今回はやすおが、ミュージックレイン所属「ではない」歌手の楽曲を紹介。
今回の勉強というテーマと紐づけて、やすおがイントロクイズの経験から知った楽曲です。
【今回のキーワード】
勉強/「座学」/競技としての勝ち負け/楽しさ/日常生活とクイズ/視野を広げる勉強/対策会/牧野由依