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Podcast: イントロクイズのSpiriton Music
Episode: #49 歌詞から? 曲から? それとも、漢字から?
Description: 本日のプレイリスト:https://spoti.fi/2W6OtpF
(今回のメンバー:キョン、やすお、ナル、ソキウス)
「詞から曲から問題」を、出来る限り不毛な対話にしないように…
「音楽を聴くときは歌詞から?それとも曲から?」
音楽について何か語るときに話題になりやすいテーマの一つであるこの問い。
この問いに対して出来る限り不毛な対話にならないよう、今回は「おんたま」的な「歌詞への意識」という視点を中心に進めていきます。
まずは素直に先ほどの問いと向き合います。
そこで最初に登場するのが、以前off vocal音源に関する回( https://spoti.fi/3l24fLG )でナルが語った「off vocal音源はボーカル有りの音源を聴き込んだ『先に』『バック』としてある」という発言。
このような発言をしていたナルに先ほどの問いを振ると「完全に曲から」と回答します。ボーカルを聴き込んだ「先に」演奏部分があるという過去の回答は、どちらかというと歌詞から派に一見すると聞こえる発言ですが…
この微妙な食い違いを解きほぐしていくとそこには、ここで言う「曲から」の「曲」の捉え方の違いが見えてきます。
(この違いは、今回の最後で少し触れる「リズム」「メロディ」「音色」などという「曲」の部分をさらに要素ごとに分解したときでの感じ方の違いの話に繋がります。)
やすおはどちらかというと歌詞からタイプ。
これが「洋楽」【参考:「洋楽」との向き合い方回( https://spoti.fi/3GqBVvT )】となると話が少し変わりますが、やすおが持つアーティストの「バックボーン」重視の考え方もあって、以前語った歌声のハーモニーの要素【参考:スフィア回( https://spoti.fi/2X3lxQ5 )】とともに、歌詞の意味内容により意識が向きやすいとのこと。
キョンは「完全に曲」からタイプ。
声を楽器の一つと捉え、その声自体の音色や詞の語感などを気にする様子。
ただ、「歌詞どうでもいい」など不毛な対話に陥りやすくなるキーワードを発しだすキョンに、ソキウスは対話の軌道修正を図ります。
ここからは最初の問いにも登場する「歌詞」というものへの意識の一つの現れ方の例として、キョンの卒業研究である「アニメソングの歌詞における表記的特徴 ――漢字を対象に」についてキョンにその内容を尋ねていきます。
キョンがこのテーマに辿りついた最大の理由が「漢字」。
(もちろん研究として「アニメソング」を選択するに至った経緯はあるが、)元々の興味関心と自身の趣味とを結びつけた結果、先ほどのテーマになりました。
ここでソキウスが、漢字を取り上げたいとなったときに(可能性としては他のものもあり得る中で)なぜ「歌詞」に注目したのかとキョンに問います。
キョンは、歌詞以外の可能性はデータ数が不足しかねないという懸念と、歌詞に「文字面」として出会う最も象徴的な場がカラオケだとし、カラオケ以外だと(文字面としては)「なかなか目にしないだろう」という自身の意識の仕方を挙げます。
ここから見えてくるのは、キョンのこの研究においては歌詞であることに必然性はなかったということ。そしてそれはキョンの音楽視聴スタイルとも繋がっているということだろうとソキウスは考え、キョンもそれに概ね納得。
ここでやすおに、先ほどキョンが挙げた字面として出会う歌詞の場としてのカラオケの話を振ります。
やすおは、カラオケでのそのような場の側面にそこまで優先性はないとし、(可能性としてはカラオケよりも先に、字面としての歌詞に出会うであろう)歌詞カードを「あれば見たい」という形で自身の歌詞への意識を示します。
一方ナルは、歌詞以外の情報はたまに見るが、(字面として出会うという意味での)歌詞カードは「全く見ない」とのこと。
キョンも歌詞カードを「読みこみはしない」様子。
見る情報は、歌詞以外の情報がメイン。
ソキウスは、まず最初の問いに対してはどちらかというキョン寄りのスタンス。その「曲」の中でも音色により意識が向かうとのこと。
歌詞カードに関しては、歌詞も読んで理解はするが、それ以上にクレジット情報を気にしています。
楽曲を構成する要素として詞が重要なものの一つであることは前提として、最後にナルとやすおに詞以外の要素である「メロディ」「リズム」「音色」などを自身がどのように意識しているかについて尋ねます。
最初にナルには、今回の前半で語っていた「『曲調』が好き」の「曲調」をもう少し具体的な要素で言うならば何なのかと質問。
ここでの回答から、ナルの「曲から」スタイルは、自身の好みとして挙げる「カッコいい曲調」(と自身が表現する言葉)が核になることが見えてきました。
(キョンのルーツの中にあった「ドラム」への意識との違いはoff vocal回を参照)
続いてやすおにも同じ質問をすると、詞以外の要素も自身の感動するポイントの中にはもちろんあるけど、詞の要素が「自分の中でバチっとハマった」瞬間の感動の度合いが他の要素よりも高いのだろうと自己分析。
出来るだけ不毛にならないように対話を進めていった結果、今回は詞から曲から問題をきっかけに、キョンの歌詞への意識の一つの例としての「アニソン卒論」の話や、歌詞への意識の話を踏まえた上で更に(今回は特に「曲」の部分での)要素ごとに分解して考えてみた回になりました。
詞や曲に対してこのような意識を持っているメンバーが、今後もイントロ(楽曲)/クイズそれぞれの面で考えていきます。
【この「イントロ」と「クイズ」という2つの要素の掛け算の話は、イントロクイズの「暴力性」と「座学」への嫌悪感の回( https://spoti.fi/3cesvWf )を参照】
【本日の一曲】
毎回最後に1分以内で今紹介したい1曲を持ち回りで語ってもらう「本日の一曲」。
今回はソキウスが、冬になりふと思い出す曲を紹介。
その乗っかり方が好き。
【今回のキーワード】
歌詞の意味内容/歌詞への意識/アニメソング/漢字/文字面としての歌詞/歌詞カード/楽曲のクレジット/「カッコいい」/メロディ/リズム/音色/カズン